春のポタリング 肆
さてさて、春のポタリングも最終章(これ以上ネタを引っ張れない笑)となりました。
醒井宿を折り返しとして、これから帰路に入ります。あたくしのお家は日本百名山、滋賀県最高峰の伊吹山の麓でございます。
この山は火山の噴火ではなく、その昔、海だったところが隆起して出来た山であり、主にセメントの原料となる石灰岩で構成されています。今でも山を削り、セメントの原料を採掘しています。
私が小さい頃は、採掘した石灰岩や加工したセメントを、汽車を使って全国に輸送しており、セメント工場から国鉄の最寄駅まで、自前の汽車を運行していました。
しかし、時代の変化とともに、輸送手段が汽車から車となり、その線路は長い間廃線となっていました。
その廃線となった線路を、市が買い取ったのか?詳しい事までは分かりませんが、いつの頃からか、この道は自転車と歩行者の為の専用道路「名称:恋する線路道」として生まれ変わっておりました。(私も自転車に乗るまで全く知りませんでした)
近年、おらが町も自転車イベントなどに力を入れているようですが、決まってこの恋する線路道はルートに組み込まれております。
緩やかな勾配とカーブの案配がよろしくて、走っていても楽しいコースです。
途中にはこんなトンネルもあり、少し冒険心をかき立てられるおもしろい道なのです。
また、先ほども申し上げた通り、線路道の入り口には車止めがありますので、車を気にすることなく、ゆったりと走ることができるのも、魅力の一つです。
ただ、デメリットもございまして、あんまりメンテナンスがよろしくないので、砂利や苔、夏には雑草、秋は落ち葉と、少し注意が必要かもです。
日曜日の1時間足らずのポタリング。
本当に少し走っては、写真を撮ってを繰り返しておりましたので、
走行距離は約20kmと全く伸びておりませんが、
春の訪れを感じる事ができたライドでございました。
花の開花の便りが届く頃には、もっと素敵なライドができるでしょう。
また、いろいろな所をレポートしたいと思います。