エスケープR3 オーバーホール⑨ ワイヤーの張り替え
エスケープR3のオーバーホールも残るはワイヤーの張り替えととなりました。
使用されているワイヤーは以下の4本
- 前ブレーキ
- 後ブレーキ
- 前変速用
- 後変速用
この4本を張り替えて行きましょう。
1.ブレーキ用と変速用のワイヤーは別物
まず、最初に理解をしておいて頂きたいのが、ブレーキ用と変速用のワイヤーは別物という事です。相違点は以下の二つです。
- ワイヤーに付いている金具
- ワイヤー自体の太さ
ブレーキやシフターの所で止める金具(タイコ)の大きさが違います。もう一つ、これは私の失敗なのですが、エスケープR3のブレーキワイヤーはMTB用を使用するのですが、間違えてロードバイク用のブレーキワイヤーを購入してしまい、使用することができませんでした(T-T)
ロード用のブレーキワイヤーは使えません!
こちらのMTB用が正解です。
もう一つがワイヤーの太さの違いです。ブレーキ用は1.6mmなのに対し、変速用のワイヤーは1.2mmです。よく似た製品ですので、間違えないように購入してください。
私のエスケープR3 2016モデルは以下の二つを購入しました。
〇ブレーキ用
シマノ MTB用SUS ブレーキインナーケーブル 2050mm×φ1.6mm Y80098210 新品価格 |
〇 シフター用
シマノ シフトインナーケーブル SUS 2100mm×φ1.2mm Y60098911 新品価格 |
2.アウターケーブルの確認と掃除
インナーケーブルを通すパイプがアウターケーブルと呼ばれる物です。
前述しております通り、ブレーキと変速用のワイヤーは太さが違いますので、当然のことながら、アウターケーブルも若干太さが違います。ブレーキの方が少し太くできています。折角の機会なので、パーツクリーナーでアウターケーブルの中もキレイにしておきましょう。
3.ワイヤーにグリスを塗る
ワイヤーにもグリスを塗っておいた方が良いみたいです。グリスと言いましても、今回のオーバーホールで多様していますシマノプレミアムグリスは粘度が高く使わない方が良いみたいです。シマノさんはワイヤー用のグリスも販売されていますが、結構値段が高いのと、ワイヤーは消耗品。引きが重くなったら交換すれば良いとの考えから、普通のグリスを軽く塗ることにしました。おそらくこれで大丈夫でしょ笑
4.ワイヤーを張り替える
ワイヤーを張って行きますが、まずは調整用ボルトを最小(意味分かりますでしょうか?)にしておきます。ワイヤーは使っているうちに伸びてくるので、それをこの調整用ボルトで調整していかなければなりませんから、全く調整機能を使っていない状況=最小にしておきます。(表現力のなさに涙が出ます(T-T))
後は、アウターケーブルを所定の場所に設置しながら、新しいワイヤーを通して最後はディレイラーやブレーキの所で六角レンチを使ってワイヤーを止めます。
ブレーキのワイヤーは手でブレーキ本体を中央に寄せて、程よい所でワイヤーを固定すれば良いですし、ディレイラーは緩すぎず、引っ張りすぎず、ワイヤーがピンと張った状態で固定します。
余ったワイヤーは30mm程残してカットします。カットしたあと処理はこちらの付属の留め具かしめて完成です!
これで、とりあえず自転車に必要な部品の取り付けがすべて完了です!