熊の話
私のスマートフォンには、市からのお知らせ等を受信できるアプリが入っておりますが、ここ３ヶ月くらい「熊の目撃情報」が週一くらいのペースで入ってきます。
これからの暑い季節、涼を求めて山間部を走られる方も多いと思いますが、熊等の大型の野生動物には注意が必要です。もし、ライド中に熊に遭遇したらどうすれば良いのでしょうか？基本的に熊は草食が強い雑食性であり、人を襲って捕食すると言う事はないようです。また、もともと臆病であり好戦的な動物ではありません。それでは、なぜ熊に襲われる事があるのでしょうか。熊が人間を襲う主な理由は以下の３つと言われています。
〇熊が人を襲う理由
・子熊を連れているとき
「子熊をみたら必ず近くに親熊がいるから気をつけろ」と言われます。親熊は子熊を守ろうとして人間を攻撃してくる事がありますので、子熊を見つけても近づかずなるべく静かにその場から離れる様にしましょう。
・突然遭遇して興奮したとき
熊は突然人間に遭遇した時など、興奮して襲ってくる事があります。２００９年９月に乗鞍の畳平駐車場に１頭のツキノワグマが現れて、９名が重軽傷を負う被害が発生しました。まさに熊がパニック状態になった最たる例であると言われています。
・餌（獲物）を守ろうとするとき
熊は一度口にした餌は自分の物と思い込み、その餌に対して異常なまでの執着を持つようです。登山者のリュックの中に入っている食料を食べた熊は、そのリュックは自分の物だと思いこみ、それを取り返そうものなら、完全に自分の餌を奪う敵だと思われて攻撃を受ける可能性が高まります。
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〇熊の対策と遭遇したときの対応
熊の対策として一番効果的なのが、熊に逃げていってもらう事であると言われています。そのため、人間が近づいてきている事を知らせる為に、熊鈴やラジオ等をならす事が有効とされています。
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それでも熊に遭遇した際には、大きな音を立てずに、目をそらす事なくゆっくりと後ずさりするのが良いとされています。最悪なのが背を向けて逃げることです。熊は本能で逃げる物を追いかける習性がありますし、熊の走る速度は４０～５０ｋｍ／ｈとかなりの速さで走りますので、背を向けて逃げることだけは止めておいた方が良さそうです。
また、複数人で行動する事も非常に効果があります。こちらも怖いですが、熊も人間が怖い筈です。さらに単独よりも複数人の方がさらに怖さがありますから、熊に遭遇したときは固まって行動する事が重要だと言われています。怖がって皆がバラバラに背を向けて逃げ出すと最悪なパターンになるようです。
また、追い払おうと大きな声を出したり、石を投げるのは逆効果。熊を刺激して襲われる危険性が高まります。
〇それでも熊が襲ってきたら
至近距離で熊が襲って来たらどうすれば良いのか？地面にうずくまり、手で首の後ろをガードするようにします。ローディーさんはヘルメットを被っているでしょうから、首をガードする事で、頭部と首の致命傷を防ぐことができます。執拗に攻撃される様なら、鼻を攻撃すると効果があるようです。
とにかく、熊に事前に逃げて行ってもらえるように、自分の存在をアピールする事が最も効果が高い方法であると思います。私も一人で山間部を走る事がありますが、定期的にベルをならしたり、歌を歌ったり、それでも怖いときは神頼み！大きな声で般若心経を唱えながらヒルクライムを楽しんでいます笑
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