エスケープR3 オーバーホール③ BBとクランク取り付け

いよいよ今回から本格的な組み立て作業に入ります!

 

1.BBボトムブラケットの取り付け

 

BBを取り付ける前に、まずはフレームとBB本体のネジ山に付着している油汚れをキレイにします。この作業をやっておかないと、BBがスムーズに入らない可能性があります。根気よく掃除をしましょう。

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フレーム本体の方は、パーツクリーナーを吹きかけて汚れを取り除きましょう。BB本体もパーツクリーナーをぶっかけてキレイにしたかったのですが、下手したら中のグリスまで流れてしまうのではないかと思い、ウエス(ぞうきん)にパーツクリーナーをしみこませながら、ネジ山のみを掃除しました。それ以外の所は、ウエスで抜き取るだけにしました。

 

お次にフレーム本体のネジ山に新しいグリスを塗ります。グリスをネジ山に乗せて手で伸ばします。

 

BBは右側の本体から取り付けて行きます。取り外しの時にも説明しましたが、このBB右側のみ逆ねじになっていますので、左に回しながらBBを取り付けて行きましょう。

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BB本体を取り付ける際は真っ直ぐに入れて行きます。少しでも斜めになっていると途中で止まってしまいますが、それを無理矢理工具などで締め付けて行くとネジ山がつぶれてしまうので、ゆっくりと丁寧に作業をしましょう。工具を使うのは最後の締め付ける時だけで良いと思います。キレイに掃除ができており、かつ真っ直ぐに入っていれば、手でスルスルと入って行くと思います。ネジ山がつぶれてしまうと非常に厄介です。自転車屋さんに持って行っても修理を断られるケースもある様です。

 

右側のBB本体が入ったら、次は左側のカバー部分を取り付けて行きます。こちらも手で回しながら無理な力を加えずに作業を行いましょう。

 

手で回らない所まできたら、工具を使ってしっかりと締め付けましょう。

締め付ける工具は、取り外しの時に使用したBBリムーバーです。

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まずは右側から締め付けましょう。加えるトルクはネットで検索しておりますと、30~50N・m位と書かれているので、手でしっかり!位の力加減で締めました。(緩んできたら増し締めしようと思います)

 

2.クランクの取り付け

 

BBの取り付けが完了したら、次にクランクを取り付けて行きます。

クランクは取り外す時に、コッタレス&オクタリンククランクツールという工具を使用しましたが、これは外すとき専門の工具ですので、取り付けの際は使用しません。使う道具は六角レンチ一本だけです。

 

まずは、BBのクランクを取り付ける所にグリスを塗ります。

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そして、そこにクランクを取り付けて、あとは六角レンチでこのネジを締め込んで行きます。f:id:akirikuyuu0318:20180403191316j:image

 

ネジで止めておくと言うよりも、ネジを使ってクランクを奥に押し込んで行くと言った方が正解ですね。少々力のいる作業となりますが、頑張って取り付けましょう!ここの締め付けトルクは、力加減と言うよりも、クランクが奥まで入るまで締め込んで行きましょう。

そして 反対側のクランクも同じ要領で取り付けます。この際、もちろん左右のクランクは一直線になるように取り付けてください。

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これで、BBとクランクの取り付けは完了です!