エスケープR3 オーバーホール番外編 サイコンの調整
今回、ホイール交換とあわせて、タイヤサイズも 25C > 23C に変更しました。タイヤサイズを変更した場合、タイヤの周長(円周)が変わりますので、サイクルコンピューターの設定も変更しておかないと、速度表示と走行距離に狂いが生じてしまいます。タイヤを変更した際は、必ず設定変更をしておきましょう。
1.エスケープR3で使用しているサイコン
現在、私がエスケープR3で使用しているサイコンがこちらです。
キャットアイ(CAT EYE) サイクルコンピュータ VELO WIRELESS CC-VT230W ブラック 新品価格 |
このサイコンでは 速度、走行距離、平均時速、総走行距離など、サイコンとして基本的な情報をすべて確認する事ができます。ケイデンス(回転数)や心拍数まで計測しようと思うと、お値段が倍以上になります(^0^;)
キャットアイの無線式のサイコンとしてはエントリーグレードですが、必要最低限の機能を有していますので、私はこれで十分に満足しています。
2.タイヤの周長(円周)を知る①
設定を変更するにあたって、まずはタイヤの周長を知る必要があります。周長とはタイヤの外周の長さなのですが、言い換えれば「タイヤが一回転したら何m進むか?」という事です。
周長の測定の方法はキャットアイさんのホームページに記載されていますが、方法は以下の通りです。
- タイヤに空気を入れる(適正空気圧)
- 前輪タイヤの空気バルブを一番下にあわせて、床に印をつけておく(前輪に測定器があるため)
- サドルにまたがり前進し、空気バルブを一回転させた所で止まる
- 空気バルブの位置に印をつける
- 印から印の距離をメジャーで測定する
私は玄関にあるタイルを使用し、上記の方法で測定をしました。
その結果は以下の通りでした。
〇ホイール:シマノ WH-RS010
〇タイヤ :コンチネンタル グランプリ4000S2 23C
〇空気圧 :8BAR
★タイヤ周長:211cm
3.タイヤの周長(円周)を知る②
一つの測定方法だけでは、やり方が間違っていたりする事もありますので、何度か測定するか、やり方を変えてタイヤ周長を求めて見た方が良いと思います。
タイヤ周長は円周という事で、小学校の時に習ったこちらの公式で周長を求めてみます。
円周 = 直径 x 円周率
まずは、タイヤの直径を測ってみましょう。
68cm
公式に当てはめてみると、、、
円周 = 68.0cm x 3.141592・・・
★タイヤ周長:213.628cm
ただし、直径を計測する際、体重をかけていない状況で測定していますので、実際にサドルにまたがった状態で測定すると、直径は68cmを切ると思われます。
仮に3mm程下がったとするならば、直径は67.7cmとなり、タイヤ周長は212.685cmとなります。先程のキャットアイさんの方法で求めた数値とほぼ一緒の数値となるので、今回はタイヤ周長を211cmとする事にしました。
4.サイコンの設定
最後のこのタイヤ周長をサイコンに設定します。
まずは、サイコンのスリープ状態を解除するために、MODEボタンを押します。次にサイコンの裏にあるこちらのMENUボタンを長押ししますと、画面がタイヤ周長を設定する画面に変わります。
設定はモードボタンを押すと、「700C」や「26インチ」と言った規定のタイヤサイズを選択する事もできますが、ここはタイヤ周長を直接入力できる「ユーザー設定」を選びます。
【 214[ ]】と表示されているのは、ユーザー設定でタイヤ周長が214cmに設定されていると言う意味です。ここでMODEボタンを長押しすると、桁を移動させる事ができますので、【 211[ ]】となるように設定して下さい。
設定が完了したら、最後の裏面のMENUボタンを押せば設定完了です!
これで、サイコンも正確な速度と走行距離を表示してくれる様になります。
折角、オーバーホールしたのですから、こういった細部まできっちりと設定しておきたいですね。